時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

警察は威信をかけて暴力団を壊滅すべき

 暴力団排除条例により、暴力団の取り締まりが強化されている中で、北九州市では、退職された警察官の方が襲撃されるという事件が発生しました。治安維持を担う警察への攻撃は、許されるざる行為であることは言うまでもないことです。

 この事件、襲撃された元警察官の方が、かつて工藤会の担当であったことから、九州一帯に蔓延る暴力団である工藤会が犯人と目されております。退職後とはいえ、警察組織への脅し、つまり、事件を起こすことで、”暴力団排除をすすめれば、命は危ないぞ”と脅迫しているのであり、この脅迫に屈しては、警察は、自らの職務を放棄するに等しくなります。暴力団の排除が滞りますと、当然に治安は悪化し、国民も、安心して日常生活を送ることができなくなります。暴力に対して、力を以って対抗できるのは、警察しかないのですから、警察は決して怯んではならず、逆に、警察への攻撃が無意味であることを、暴力団に対して知らしめるべきです。

 世界的に見ましても、公然と組みの名を掲げて犯罪組織が活動しているのは、日本ぐらいなものとの指摘もあります。その背景には、戦後の混乱期における経緯もあったそうですが、戦後、半世紀を過ぎ、今日では純粋な犯罪組織ですので、これを機に、警察は、暴力団は壊滅すべきと思うのです。

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