時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

警察は信頼できるのか:『刑事フォイル』が暴く警察問題

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。昨日、英国ドラマ『刑事フォイル』の最終回がありました。その内容は、極めて興味深いものであり、様々な問題が提起されておりました。そこで、川崎市の事件についての警察の説明には不審点・矛盾点が多いという問題もあることから、今日は、そのうちの警察と犯罪組織との癒着問題を扱います。

 
 歴史ドラマである『刑事フォイル』は、第二次世界大戦中から戦後の混乱期にかけての時期を扱っており、当時の英国がどのような状況であったのかが、綿密な時代考証のもとに描かれているという点におきまして、参考となるドラマです。
 
 戦後まもない英国では、食料品や日常品が不足し、配給制度下にあり、このことから、闇市が立ち並び、闇商人が跋扈しておりまいた。戦勝国の英国と敗戦国の日本とは、実際には、さほど変わらない状況であったと言えるでしょう。
 
中でも、ホワイトという人物は、配給権を偽造したり、物資を強盗したりといった犯罪行為を繰り返すことで手広く闇商品を扱うことで「大金持ち」となった人物であり、また、なぜか、ソ連邦とも通じてもおりました(ホワイトWhiteという苗字は、イルミナティーの創始者であるヴァイスハウプトWisehaupt(「白い頭」の意)を想起させる)。そして、ホワイトは政・官・財界とも繋がっており、警察の内部にもホワイトの協力者達がいたのです。MI5は、ホワイトのような危険人物に英国経済を牛耳られると、英国経済がやがては破綻することを恐れ、ホワイト逮捕へと動き出すのです。
 
 ホワイトの警察内部の協力者達の役割は、ホワイトにとって障害となるような人物、すなわち、ホワイトの犯罪に気付き、ホワイトを訴えたりした人物を、冤罪を被せることで逮捕し、社会的に廃除・抹殺することにあります。ホワイトからの依頼を受けた協力者の警察官は、無実の人々に冤罪を被せるために、ガス会社の社員に成り済まして家宅侵入するなど、様々な違法行為を行うのです。警察機関の有する逮捕の権限と組織力が、犯罪者のために使われるという本末転倒の状況が、英国におきまして出現してしまうこととなるのです。
 
 かつて英国やイタリアなどで、イルミナティーの下部組織と推測される「P2」という組織によって警察が乗っ取られるという事件がありました。このように、警察機関が犯罪組織に乗っ取られることは、有り得るのです。日本も例外ではないのではないでしょうか。
 
 日本でも、戦後、闇商人から政界や財界のフィクサーとなったような人々が、影響力を維持しているようですし、東京オリンピックを機に、在日朝鮮人・韓国人が警官として雇用されるようになったとも言います。この点と関連して、「創価警察」という創価学会の組織が、警察機関内にあり、そこが担当となった事件は、迷宮入りの未解決事件となってしまうといった噂もあります。
 

 このように考えますと、日本の警察につきましても疑ってしかるべきであり、川崎市の19名殺傷事件に不審点が多いこと、そして、岩崎容疑者の小学校時代の将来の夢が「大金持ち」であったことと、何か関連があるような気がいたします。


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(続く)