時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

野田首相は”どじょう”かもしれない

 民主党の代表選において、野田首相は、自らを”どじょう”に譬えたことで、存在感をアピールすることになりました。最近、野田首相の姿を見ておりますと、確かに”どじょう”に似ていると思うようになったのです。

 まず、野田首相が何処にいるのか、国民からはよく見えません。存在はしているのですが、立ち位置がしっかり定まっておらず、泥の中に潜む”どじょう”に通じるところがあります。また、捕まえようとしても、するすると逃げてしまうようなところも、”どじょう”を彷彿させます。原発の再稼働の時期についても、のらりくらりと供述を変えていますので、どれを信じてよいのかもわかりません。増税に至っては、籠の中で移転三転しているうちに、どこかに上手に逃げてしまいそうです。

 野田首相本人は、別の意味で”どじょう”に自らを譬えたのでしょうが、復興財源やエネルギー政策は、国民の生活に直結する重大な問題なのですから、国民の前で堂々と議論を展開し、充分な説明をおこなうべきと思うのです。鯉が滝を登って龍となる、というお話はありますが、”どじょう”が、政界を上り詰めますと、一体、どうなるのでしょうか。

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