時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

鉢呂経産相失言問題―首相による閣僚人事説明制度の導入を

 昨日、鉢呂経産相が漏らした発言が、辞任まで採り沙汰される失言事件に発展し、ブログ記事の掲載欄もこの話題で持ち切りなようです。資質を問われるような失言事件が起きるのも、閣僚に適任者が選ばれない現状を反映しているのかもしれません。

 野田内閣もその最たるもので、小沢派を意識した党内融和を優先させた結果、閣僚の顔ぶれは、各派閥の”寄せ集め”となってしまいました。つまり、能力主義ではなく、派閥中心の人選が行われたのです。この組閣に対しては、”自民党化”と揶揄もされていますが、そろそろ、こうした党中心の人事を止めにしませんと、日本国の政治レベルは低下の一途を辿ることになります。

 そこで、まずは、組閣に際して、首相が、閣僚の一人一人に対して適材適所であることを、国民に対して丁寧に説明する、説明責任制度を設けてはどうかと思うのです。少なくとも、党内力学による”名ばかり大臣”の出現は、防ぐことができるのではないでしょうか。

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