時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

船長を逮捕した海保職員全員の記者会見を開いては

 尖閣沖ビデオを流出したことを申し出た海保の職員の方が逮捕されるそうです。義憤に駆られてのこととも推測されますが、特に、逮捕に際して海保の職員の方に危害が加えられ、二名の方が殉職されたとの噂については、政府は、積極的に否定しようとはしていません。

 衆議院予算委員会において、海保の長官の方が、死傷者はいないと証言したそうですが、一向に疑いが晴れるという状況にはありません。逮捕された職員の方が、法廷において、動機について何らかの証言を行う可能性もありますが、尖閣沖の任務に就いていたわけではないようですので、どこまで事実を把握しているのかわかりません。そこで、国民が納得するように、実際に尖閣沖で中国漁船の拿捕に当たった巡視船の乗組員全員が出席する記者会見を開いてはどうかと思うのです。乗組員全員となれば、各人の安否を確認することもできます。

 民主党政権は、ビデオ流出問題に国民の関心をシフトしたいようですが、国民は、尖閣諸島沖で起きた事実そのものが明らかになることを望んでいるのではないでしょうか。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
<A HREF="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</A>