真珠湾攻撃は戦争の原因ではなく手続法違反であった
昨日、ニューヨークタイムス紙に紙面に、韓国の大学教授が”真珠湾攻撃を覚えていますか”とする広告を掲載したそうです。安倍首相の訪米を契機とした日米協調を阻止するための妨害活動の一環なのではないかと推測されます。
アメリカでは、真珠湾攻撃こそが太平洋戦争の原因であり、”リメンバー・パールハーバー”がアメリカ参戦に際してのスローガンとなったことはよく知られております。このため、戦争原因=真珠湾攻撃とする図式が定着しており、それに先立って、戦争回避のための日米交渉の場が設けられるほど、両国の間で既に開戦秒読みの段階まで緊張が高まっていたことは忘れられがちなようです。しかしながら、両国間の対立要因とは、混迷を深めていた中国大陸を含むアジア情勢における国益の衝突であり、また、既に開始されていたヨーロッパ戦も無視することはできません。宣戦布告なき攻撃は、戦争法の手続きには違反していても、戦争の原因そのものではないのです。仮に、宣戦布告の通達が遅れることなくアメリカ側に伝達されていれば、真珠湾攻撃を戦争の原因とする見方は、今日、存在していなかったことでしょう。日本国が、アメリカ国民に訴えることがあるとすれば、それは、真珠湾攻撃のさらにその先にあった真の戦争原因の探求です。
日本国も、ミスではあれ、宣戦布告なくして戦争に至ったことは認めており、開国以来、国際法の順守に努めてきた立場からしますと、悔やまれることです。しかしながら、今日、中韓北を中心に日米離反工作が活発に展開される中で、歴史研究の場において事実を冷静に見つめ直すことは、決して無駄なことではないと思うのです。
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