時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

疲労感が増す韓国高官の100回謝罪発言

 報道によりますと、日本国内において、慰安婦問題について疲労感が広がっていることに反応して、韓国政府の高官は、”加害者は100回謝罪しても当然”と発言したそうです。この発言、日本国の疲労感をさらに強めるばかりではないかと思うのです。

 二つの点で、韓国高官の発言には疲労原因があります。第一に、日本国を”加害者”と決めつけており、朝日新聞社の記事撤回や日米の”人身売買”認識などにも拘わらず、従来の姿勢に全く変化が見られないことです。動かぬ証拠を示しても頑として認めない態度は、他人を疲れさせるものです。第二に、この発言を文字通りに取れば、韓国は、100回謝っても許すつもりはない、と言っているように聞こえます。謝罪とは許しと一対の行為ですので、100回謝罪しても許さないのであるならば、謝罪をする必要もなくなります。日本国は、”謝罪疲れ”とも評されていますが、永遠に謝り続けることを要求されたのでは、疲労感はさらに募ります。

 日本国を加害者に仕立て上げた上で、絶対に許さない、と言い切る韓国。韓国では、上下意識強いとされていますが、もしかしますと、この発言、日本国に対して謝罪を要求できる地位にありたいとする、韓国の根拠なき願望の現れなのではないでしょうか。

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