時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本人高校生韓国窃盗事件-韓国司法への不信

 昨日、日本人高校生22名による韓国での集団窃盗事件につきまして、記事を認めましたところ、 ”何でもかんでも韓国が悪い、そうじゃなければ陰謀だ では説得力がない”とするお叱りのコメントをいただきました。情報不足の段階で記事を作成したため、憶測が外れた部分もあり、この点につきましては、お詫び申し上げます。その一方で、仁川アジア大会での事件等に見られる韓国の司法状況を考慮しますと、韓国側の言い分だけで真偽を判断することが危険であることもまた確かなことです。

 仮に、仁川アジア大会の事件において、冨田選手側が容疑を否認して裁判に訴えなければ、今頃は、韓国警察とJOC役員の主張がそのまま事実化されたことでしょう。韓国での公判において証拠とされたビデオが公開され、犯人を冨田選手と特定できないことが判明したことで、韓国警察とJOC役員の主張が実にいい加減であったことが分かってまいりました(韓国の策謀によって犯人に仕立てられたといっても過言ではない・・・)。事件当時、韓国は、不正審判と大会運営の不手際から国際的な批判を浴びており、日本人選手の犯罪は、格好のスケープコードでもあったのです。そして、今回の高校生による窃盗事件もまた、韓国警察と副校長の会見にのみ依拠しており、高校生22人による集団窃盗があったと断定しておりました。冨田選手とは違い、高校生は未成年者である上に、自宅謹慎の身でもあり、直接に事件の詳細を語ることは難しいのでしょう。証拠とされたビデオにも、確かに商品に手を伸ばしている画面はあるのですが、カバンに商品を入れる決定的なシーンは、なかったように見受けられます(どなたか確認された方はおられるでしょうか?)。

 もちろん、厳正な調査の結果、高校生22人が実際に窃盗を働いたのであれば、監督責任を負う学校、部活の監督、そして、本人達も厳しい処分を受けるべきです。そして、日本国の名誉をも著しく傷つけたのですから、最高責任者である校長が、韓国のみならず、正式に日本国と日本国民にも謝るべではないかと思うのです(副校長による校名も顔も隠した謝罪会見など、あり得ないことです…)。

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