時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

正体を顕したNHK労組

 衆議院選挙を来月14日に控え、選挙関連のマスコミ報道も増えてきました。こうした中、自民党が、NHKと在京民放に対して報道の中立性を求める要請を行ったところ、早々に、NHK労組が反発していると報じられております。
 
 自民党のみならず、国民の多くは、マスコミが選挙に際して偏向報道を行っていることに気が付いております。2009年の民主党政権誕生に際しても、マスコミ各社が一斉に政権交代を煽っため、マスコミに騙された!と感じている国民も少なくないのです。こうした過去のマスコミの行状からしますと、自民党が中立性を要請するのも尤もなことなのですが、NHK労組の反応は、自ら偏向報道の首班が労組にあると名乗り出たようなものです。自民党の要望は、(1)出演者の発言回数や時間▽(2)スト出演者の選定(3)テーマ選び(4)街頭インタビューや資料映像の使い方の4項目であったそうですが、どれも、以前より、偏向報道の手段として指摘されてきたものばかりです。
 
 NHKの労組は、政治介入ばかりを目の敵にしておりますが、自らもまた、特定のイデオロギーの下で結集している私的集団でありながら、中立・公平であるべき報道に対して介入を行っている自覚がないようです。NHKの労組には、公共放送を日本国民に返していただきたいと思うのです。
 
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