時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

韓国人元慰安婦とは何者なのか?

 本日、産経新聞では、河野談話の根拠となった韓国人慰安婦の証言の信頼性に関する記事が特集されておりました。ようやく、日本側も、河野談話見直しの根拠を固めたことになりますが、一連の記事を読むにつれ、この韓国人元慰安婦とは、一体、何者かのか、という疑問が湧いてくるのです。

 当時、この問題の処理に当たった石原信雄元副官房長官によると、河野談話の作成に際しての”元慰安婦”の人選について、韓国側に、『反日活動をやっておらず、公正・冷静に自分の過去を語れる人を選んでくれ』と注文を付けたそうです。ところが、日本側の要請を無視し、韓国側は、安秉直ソウル大学教授が聞き取り調査を実施した”元慰安婦”40人のうち、証人として採用されなかった慰安婦まで、聞き取り対象の16人に含めたようなのです。そして、この16人、一国の名誉に関わる重大な問題でありながら、生年月日、出身地、並びに、氏名までもが不明な者が多く、証言どころか、本人の存在自体もあやふやというのです。韓国側が、”元慰安婦”達の情報を意図的に隠したとしますと、証言の信憑性は地の底に堕ちますし、一方、実際に不明であったとすれば、韓国の戸籍制度は機能していないことになります。

 日本による統治時代には、戸籍は整備されておりましたので、今日、日本国に当時の朝鮮籍の戸籍簿やその写しが残っているとすれば、直ぐに、調べをつけることはできます。正体不明の”元慰安婦”の存在こそ、韓国という国の傲慢ないい加減さと暗闇を象徴していると思うのです。

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