時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

対馬は海外旅行?

 JTBが発行する紹介雑誌の今月号のページをめくっていたところ、何とも腑に落ちない企画に目が留まりました。海外旅行編のアジア地域に、”対馬済州島をめぐるロマンの旅”というコースが設けられているのです。

 旅行の日程は、成田から釜山直行便で韓国に入国し、釜山から対馬に高速船で渡り、島内の観光をするというものです。その後、釜山や済州島の韓国が続くのですが、対馬が海外旅行として扱われていることに、驚きを禁じ得ません。おそらく、福岡や長崎から対馬渡航するよりも安価であることが理由なのでしょうが(今でも対馬・釜山間には長崎県から補助金が支出されているかもしれない…)、今般、韓国が対馬に対して領土的野心を露わにしている状況を考慮しますと、一部とはいえ、海外旅行として扱うことは、韓国側を勢い付かせる可能性があります。日本の旅行会社も、対馬を海外として扱っていると…。せめて、この企画、国内旅行編に含めることはできなかったのでしょうか。

 残念なことに、国内旅行編には対馬旅行の企画はなく、二重にショックでもあります(雑誌に掲載されていないだけかもしれませんが…)。ネット情報によりますと、最近の旅行案内のガイドブックなどでも、対馬の扱いが縮小される傾向にあるそうです。こうした不可解な現象を目の当たりにしますと、対馬に対して、何らかの圧力がかかってるのではないかと心配になるのです。

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