時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

民主党の二度目のチャンスのお願いの行方

 先の衆議院選挙では、民主党は、一度チャンスをください、と国民にお願いしていました。今回の参議院選挙では、もう一度チャンスをください、と再度、国民に訴えております。しかしながら、最初の失敗政策を踏襲している限り、二度目も同じことになるのではないかと思うのです。

 もし、二度目のチャンスを求めるならば、一度目の失敗要因をきちんと分析し、国民が納得するような、新たな修正案を示す必要があります。しかしながら、民主党の選挙ちらしには、一度目の失政についての記述はなく、マニフェストも、前回のものと比べてさほどの違いは見られません。特別会計に切り込めば、財政問題も解決するような口ぶりですし、給付政策についても、子供手当の半額支給の開始を実績として上げているだけです。むしろ、普天間基地問題など、非難されそうな部分は、全て隠してしまっています。

 これでは、たとえ二度目のチャンスが与えられたとしても、一度目の失敗をもう一度繰り返しそうです。「国民の生活が第一」というキャッチフレーズだけが、虚しく響くのです。

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