時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

角界より低い政界の意識?

 お相撲の世界では、力士が野球賭博にうつつを抜かし、しかも、暴力団とも関係があったということで、有形無形の厳しい制裁を受けています。一方、政治の世界は、角界よりも浄化への意識が遥かに低いのではないかと思うのです。

 先日の参議院選挙では、民主党は、小沢前幹事長の一存で谷氏を候補者として立候補させ、本人は、比例区で当選を果たしたようです。しかしながら、谷氏の父親については、犯罪組織との関係がマスコミなどで明らかにされており、どう考えましても、候補者として相応しいとも思えません。国民にとって危険な選択をしたことが、民主党のイメージをダーティーにしたことは否めないのではないでしょうか。しかも、谷氏に関しては、五輪の選考からして不審が持たれており、政治権力の濫用によって、国民が不利益を受けなることにならないかと、心配な限りです。角界並みの基準からしますと、民主党もまた、厳しい非難を受けてしかるべきなのではないかと思うのです。

 我が国の政治をより良くしてゆくためには、政党が、犯罪組織に近づいたり、招き入れてはならないはずです。谷氏に投票した国民も国民ですが、候補者として選んだ政党もまたその良識と見識が疑われるのではないでしょうか。

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