時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

千葉氏落選は法務大臣不適格の審判

 昨日の神奈川選挙区の開票の結果、現職の法務大臣である千葉景子氏が落選しました。この落選、法務大臣としての千葉氏に対する国民からの”NO”の意思表示であると思うのです。

 神奈川選挙区でも、民主党は二人の候補者を擁立しました。通常、同じ党から二人の候補者が立てられている場合、ベテランの現職、しかも、閣僚ポストにある候補者の方が優位になるはずです。何故、現職閣僚が落選し、新人候補者が当選したのでしょうか。その答えは、二人のマニフェストの違いにあるようです。千葉氏は、明示せずとも、外国人地方参政権夫婦別姓法案、人権救済機関設置法案の成立を急ぐことを示唆する一方で、金子氏は、明確に外国人地方参政権反対を主張したのです。勝敗の分かれ目は、この一文にあったと言っても過言ではありません。

 千葉法務大臣の、法務大臣にあるまじき法律無視や民意の軽視は、しばしば国民からの非難を受けてきました。そうであるからこそ、今回の選挙では、神奈川県民は、一方的に問題のある法律を押し付けてこようとする千葉氏に対して、法務大臣に相応しくないと不適格の判断を下したのです。法務大臣続投を希望しているようですが、民主党政権は、国民の審判を重く受け止めるべきなのではないでしょうか。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>