時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国政府は北朝鮮に民主化要求を

 本日、北朝鮮において、6月下旬に金体制批判のビラがにまかれたというニュースが報じられていました。日本国政府は、金元死刑囚の訪日は拉致事件の解決に繋がると主張したいようですが、拉致事件の根本的な解決は、北朝鮮体制崩壊をおいて、他にないのではないかと思うのです。

 究極の解決方法が、独裁体制の崩壊にあるとしますと、日本国政府のすべきことは、これまで以上の制裁強化ということになります。本国への送金を禁止したり、北朝鮮の”公民”の入国規制を強化するなど、まだまだ採るべき手段はあります。韓国の哨戒艦撃墜事件もありましたので、北朝鮮への制裁強化は、当然の措置として受け取られるはずです。

 反体制派を直接に支援することは困難ですが、日本国政府は、北朝鮮に対して自由化と民主化を求める声明を発することはできます。菅談話を公表するよりも、北朝鮮の自由化と民主化を求める方が、よほど、未来志向なのではないでしょうか。

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