時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

中井国家公安委員長も不適任では

 学生時代に過激派の活動に参加し、遵法精神をも欠く千葉景子氏が法務大臣の職に就いているのは論外のお話なのですが、中井氏もまた、国家公安の委員長として適任とは言えないように思うのです。

 議員宿舎の鍵事件も、国家の安全を守る”鍵”を怪しい人物に渡したようなものですから、国家公安の長としては大スキャンダルです。加えて、昨日帰国した金元死刑囚に対する対応もまた、氏には、国家公安の委員長としての資質に欠けていることを露呈するものとなりました。記者会見での横柄な態度もさることながら、氏が、工作員であった金氏に絶対的な信頼を寄せている態度は、公安の長としては、無防備に過ぎると思うのです。国際社会の裏側では、言うまでもなく、陰謀が渦巻き、諜報や工作活動が蠢めいております。公安の仕事とは、まさに、魑魅魍魎との闘いなのです。にもかかわらず、中井国家公安委員長は、深く物事を洞察しようとはせず、恐ろしく単純にしか物事を見ていないようです。しかも、”東京を空から見せてあげたい”、といった、個人的な感情まで交えているようでは、簡単にスパイに籠絡されそうで、心配でなりません。

 中井国家公安委員長をめぐる今回の一連の事件は、国家公安に対する国民の不安を募らせたのではないかと思うのです。

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