時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

菅首相は政務のボイコット?

 参議院選挙以来、何故か、民主党政権が存在している”気配”が感じられなくなりました。菅首相は、ひきこもり状態との噂も聞こえますが、政務をボイコットしているのでしょうか。

 ボイコットは、組合運動でしばしば”スト”という名で使われる手段ですので、活動家としての経歴をもつ管首相は、職務放棄に罪悪感を感じていないのかもしれません。しかしながら、政府の要人が、定められた仕事をしないことは、許されないことです。民主党政権は、政権発足以来、”政治主導”を訴えてきたのですから、政務のボイコットは、自己否定でもあります。昨晩のテレビでは、イラクにおける石油採掘権の獲得競争に、二つの日本チームが、オペレーターの立場を失ったり、交渉に失敗した様子をドキュメンタリーにした番組を放送していました。何とかイラク政府との交渉を継続すべく、経済産業省の課長が奔走する場面も報じられていましたが、政治家は、一体、何をしているのでしょうか。

 内外に問題が山積しているにも拘わらず、仕事をしない政治家の姿は、国民にマイナス効果を及ぼします。参議院選挙では、民主党は、”日本国を元気にする”、と主張していましたが、ここでもまた、民主党は、国民を裏切っているようなのです。

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