時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ボランティア制服も国民の理解が得られないのでは?

 佐野氏デザインの五輪エンブレム盗作疑惑は、昨日、使用中止が決定されたことで、一山越えた観があります。もっとも、盗作は否定しておりますので、もう一波乱が予測されます。

 ところで、五輪組織委員会の会見では、エンブレムの取り下げ理由について、盗作疑惑ではなく、国民の理解が得られないことを挙げておりました。この基準からしますと、東京都のボランティア制服も、同様の理由で撤回されるべきなのではないでしょうか。制服のデザインについても酷評と不満が渦巻いており、特に、李氏朝鮮時代の韓国の衛兵の酷似していることが、国民感情を害する致命的なマイナス要因となっております。どの国であれ、外国の民族衣装を制服に選ぶオリンピック開催国はないはずです。ネット情報によりますと、既に一着25万円ほどで、韓国企業に発注済みとありますが、5年先でもあり(保管にコストがかかる…)、また、公開入札情報もないことから、虚偽の情報であると信じたいところですが、随意契約で既成事実化を急いだ可能性も否定できません。

 ボランティア制服の選定も、エンブレムと同様に密室やコネ優先による決定であるかもしれず、選考の不透明性も、国民からの反発が生じる原因でもあります。2020年の東京オリンピックをオリンピックの再出発の年とするためにも、疑惑と不評の元は一掃されるべきではないかと思うのです。

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