時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

感動的な自衛隊の救出活動

 古来、日本国は、度々水害に見舞われてきたとはいえ、昨日から本日にかけて関東から東北地方を襲った激しい雨は、各地の河川の氾濫を招き、洪水の恐ろしさをあらためて見せつけることとなりました。被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げますとともに、行方不明となれた方々の一刻も早い救出を願うばかりです。

 水害の悲惨さに打ちのめさる中、被災地に一筋の希望の光をもたらしたのは、真っ先に駆け付けた自衛隊と消防のレスキュー隊の隊員の方々でした。隊員の姿に、被災地の方々は、どれほど心強かったことでしょう。そして、一刻をあらそう状況にあって、自らの身も危険に晒しながら、人命救助という、失敗が許されない任務に果敢に挑む隊員たちの姿は、感動的ですらありました。SEALDsなどの安保法案反対論者は、自衛隊の存在にも活動にも否定的ですが、自然災害も侵略も、外部からの脅威という意味においては変わりはありません。中国の軍事的脅威もまた、何時起きるかわからない、予測不可能な脅威なのです。

 昨今、安保法案に関連して自衛隊に対する風当たりも強く、心ない言葉を投げつけられることも少ない中、自衛隊は、その献身的な姿を以って、国民の尊敬を勝ち得たのではないでしょうか。SEALDsには、自衛隊の命を賭した救出活動にこそ、心がふるえてほしいと思うのです。

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