時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

長崎県と対馬市は九州郵船に補助金を

 長崎県対馬市が、韓国人観光客の誘致を目的に、竹島遊覧便を運航している韓国企業「大亜高速海運」に補助金を出していることについて、議論が起きているようです。同じ補助金を支出するならば、対馬便を運行する日本の会社に支給すべきなのではないでしょうか。

 韓国内には、対馬を自国領と主張する勢力があることを考慮しますと、対馬経済の韓国依存は決して望ましいものではありません。観光客のみならず、韓国資本による不動産の購入なども、国防上の観点から問題視されてもいます。対馬の人々の中には、韓国からの観光客が減少すると、島の経済が成り立たないとする声も聞こえますが、日本からの観光客が増えれば、この懸念は消えます。博多港対馬を結ぶ航路には、現在、一社だけ、九州郵船という会社が船舶を運航させていますので、この会社に補助金を支給すれば、対馬を訪れる日本人観光客は増えるのではないでしょうか。

 「大亜高速海運」に対する補助は、接岸料の無料化と旅客一人当たり1000円程の支給と言います。一方、韓国人観光客よりも日本人観光客の方が少ないとすれば、九州―対馬間の一人当たりの料金は、これ以上の値下げが可能となります(現状では、往復10000以上かかってしまう…)。国土を守るという意味においても、対馬へのアクセスの改善は、政治と経済の両面において、問題解決に繋がると思うのです。

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