石破氏発言－敵前逃亡が最高死刑となる理由

　本日は、参議院選挙の投票日ですが、選挙に先立って、自民党の石破幹事長の発言がバッシングを受けていました。”徴兵を拒否したら死刑”と曲解されて…。

　実際の発言内容は、”軍隊組織では、命令を拒否して敵前逃亡をした場合、最高で死刑となる…”といった趣旨であり、自衛隊における命令拒否の罰則が緩いことを指摘した発言でした。それでは、何故、軍隊では、敵前逃亡すると極刑が科せられるのでしょうか。左派の人々は、如何なる状況にあっても、個人の自由な選択は許されるべき、つまり、職務から逃げる自由を認めよ、と主張するかもしれません。しかしながら、軍隊とは、国家と国民の命を守るために組織されており、仮に、防衛上重要なポジションに配置されている兵士が職務を放棄して敵前逃亡すれば、同僚の兵士のみならず、数千、数万の国民の命を危うくします。最悪の場合には、一兵士の敵前逃亡や寝返りが、全国民の命を奪いかねないのです。

　今日、帰化した日本人も増加しており、自衛官の中にも、帰化系日本人が存在しているかもしれません。あるいは、外国政府が、日本国籍を取得した自国の工作員を、自衛隊に送り込んでいる可能性も否定はできないのです。死刑という言葉に驚きがちですが、国民の命を守るためには、敵前逃亡の罰則規定強化は、無碍に批判はできないと思うのです。

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