時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

東京オリンピック開催―勝って兜の緒を締めて

 2020年、56年ぶりに日本国の首都東京において、オリンピック・パラリンピックが開催されることが決定されました。国内は喜びの声に溢れており、お祝いムードに湧いているようです。

 前回は落選しており、誘致合戦の末に選ばれましたので、喜びも一入なのですが、ここは、”勝って兜の緒を締めて”と行きたいところです。何故ならば、周辺諸国では、東京が開催地に選ばれたことに対して、必ずしも歓迎一色ではなく、韓国に至っては、露骨な誘致妨害活動まで展開したからです(中国からも、祝意は伝えられていない…)。このことは、2020年までの準備期間、あるいは、競技開催期間において、テロや破壊工作など、ありとあらゆる妨害活動を受ける可能性を示しております。1964年の東京オリンピック開催に際しても、公安や警察は、神経を尖らせていたとも指摘されており、2020年の大会を成功裏に終わらせるためには、日本国政府は、何としても、テロや破壊工作活動といったリスクを封じ込める必要があります。

 オリンピック・パラリンピックの開催は、日本国が、国際社会に対して責任を負うことでもあります。開催地決定は、出発点に立ったに過ぎないのですから、世界の人々の心に残るような東京オリンピックの実現は、これからの日本国政府の頑張りにかかっていると思うのです。

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