時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

福島第一原発汚染水漏れ事件―誰もテロを疑わないのか?

 原発の安全性に関する議論にあって、テロ対策は、常に最優先課題の一つとされてきました。現在、福島第一原発の汚染水タンクから約300トンの汚染水が漏れた事件が関心を集めておりますが、誰も、テロを疑わないのでしょうか。

 現在、汚染水漏れの原因は、汚染水タンクの設計や構造に問題があり、溶接せず、ボルトで締めただけタイプがあったことにあると推測されています。その一方で、実のところ、人為的に汚染水漏れを起こすことは、極めて簡単なことです。タンクの設置場所に密かに侵入し、何らかの器具でタンクを壊せばよいのですから。汚染水が貯蔵されているため、頻繁に人の出入りがあるわけではなく、全部で337のタンクが基設置されているそうですので、特別に破壊工作員として訓練を受けていない人物でも、容易に作業を行うことができます。

 韓国では、東京オリンピック誘致妨害のために、福島をはじめ、関東東北の8県の水産物を全面禁輸としましたが、汚染水事件が起きたタイミングは、単なる偶然の一致なのでしょうか。福島の汚染水漏れ事件は、テロの線も追ってみる必要があるのではないかと思うのです。

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