「進化論」から見えてくる人類共通の脅威:「世界遺産」問題から見えてくる「世界政府」の恐怖
今日は、歴史家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。10月6日付本ブログにて、「神様志向型人類god (goddess)-minded human」と「野獣型人類 beast human」が、この地球上に併存しているがゆえに、仮に、「世界政府」なるものが成立した場合の「世界政府」のトップには、「野獣型人類 beast human」が就いてしまう危険性が高いことについて指摘させていただきました。すなわち、「世界政府」は、「野獣型人類 beast human」が、「神様志向型人類god(goddess)-minded human」を過酷に支配するための道具となってしまうのです。
このことは、昨今のユネスコ問題によって現実味のある問題として認識されてまいります。ユネスコによる「世界遺産」という事業は、世界各地に所在する歴史的遺物を人類共通の遺産として登録するという事業なのですが、昨今、この事業が、むしろ関係各国間における軋轢を生じさせるという問題を引き起こすことになっております。
その理由は、まずもって、「世界遺産」に認定されるのか、否かの決定が、世界の人々の共通認識、もしくは、関係各国の同意、賛同にもとづくものではなく、ユネスコに決定に任されている、という点にあります。このことによりまして、ユネスコの価値判断によって、「世界遺産」であるのか、否かが左右されてしまうこととなるのです。
このような問題は、仮に、「世界政府」なるものが成立した場合の恐怖を示しております。「世界政府」のトップの価値観によって、すべてが決められ、それによって不利益を蒙る人々が異議を唱えても、まったく顧みられることの無い世界が成立してしまうのです。
そして、「世界政府」のトップには、そのチンパンジーに近いメンタリティーゆえに、「野獣型人類 beast human」が就いてしまう危険性が高いわけですので、いかにアンフェアで、過酷な世界がもたらされるのか、は容易に想像することができることになります。
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(続く)