時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

世界支配志向勢力の王室・皇室掌握手段

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。世界支配志向勢力による王室・皇室に対する接近につきましては、幕末における我が国の状況を考える前に、ヨーロッパ諸国などにおいて既に起こっていた王室取り込み問題について考えてみる必要があるかもしれません。
 
先日、歴史研究の場合、状況証拠からもっとも蓋然性の高い推理を導き出しても、証拠が無いという理由によって、時には、とんでも説’として一笑に付されてしまう傾向にあると述べました。‘証拠’と言わますと、支配志向勢力は、証拠隠滅や情報統制を徹底させる傾向にあり、事実検証は困難を極めます。このため、憶測の域とはなりますが、この勢力の王室・皇室乗っ取りの具体的手段は、以下の5つの方法を駆使したもののようです。
 
1)王妃や王太子妃の姦通を通しての王室・皇室の乗っ取り。最も、ダイレクトに、王室・皇室を乗っ取る手段であり、出生した子が即位すると、世界支配志向勢力は、ほぼ確実に、王室・皇室の有する諸権力を掌握できることになる(国民には、国王の実父が誰であるのかは知らされない)。
2)王位継承者、ならびに、王位継承予定者の、配偶者として、世界支配志向勢力の主力メンバーの子女を送り込み、姻戚として乗っ取る(国民には、この姻戚が、世界支配志向勢力のメンバーであることは知らされない)。
3)借金のかたなどに、世界支配志向勢力が、その主力メンバーの子を、王族・皇族の実子として引き取らせ、王族内に送り込む。その子が即位すると、この方法でも、世界支配志向勢力は、ほぼ確実に、王室・皇室の有する諸権力を掌握できることになる(国民には、国王が‘養子’であることも、実父が誰であるかも知らされない)
4)すべての王位・皇位継承候補者のなかから、もっとも御しやすい人物、すなわち、世界支配志向勢力とその思想や思考を同じくする人物を選び出し、事故などを装った暗殺により、他の候補者を排除してゆくことによって、即位させる(国民には、国王が世界支配志向勢力と密接な関係にあることを知らされない)。
5)自らのメンバーの一人、あるいは、操作可能な人物を選び、本物に似せる訓練を施し、巧妙に全くの別人にすり替える。 
 
おそらく、これらの5つの方法が、複合的に用いられたと考えられますが、いずれの方法におきましても、恐ろしい点は、世界支配志向勢力は、世界規模の組織的な情報隠蔽活動を行い、‘国民には何も知らせない’という点です。「シオンの議定書Protocols of Zion 」にも、情報統制が支配の最も効果的手段であると記されております。情報統制により、王室・皇室が既に乗っ取られて別物になっていることを知らない国民は、王室・皇室の有する諸権力が、世界支配志向勢力によって掌握されていることに対して、有効な手段を採ることができないようにされていることになるのです。
 
 本日は、聖書の預言、最後の審判の日The Judgement Dayを踏まえますと、極めて重要な年代の一つである2016年最後の日です。後世の歴史家は、この年を、果たして”暴露(黙示Revelation)”の年として記述するのでしょうか。この一年を振り返ってみますと、2016年は、人類史において重要な転換点となるような年であったことは、確かなような気がいたします。

皆さまよいお年をお迎えくださいませ。 

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(続く)