時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティー金融は”負担押し付け型”か?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティー・黒いユダヤ人は、今日、凡そ世界金融の支配者の立場にありますが、彼らが信奉するモロコ教、すなわち、「蛇鷹の輪思想」は、金融分野に悪影響を与えているかもしれません。
 
まず、モロコ思想に近い思想を持っていたと推測されるアッシジの聖フランチェスコは、青年時代には、気前の良い散財家で、享楽的な生活を送り、宴会の支払いを引き受けていたといいます。恐らくその支払いを負担したのは、富裕な毛織物商人の父親であったことでしょう。6月14日付本ブログにて述べましたように、さらに、フランチェスコは、父の不在中に商品を勝手に持ち出して近隣の町で売り払い、その代金をサン・ダミアノの下級司祭に差し出します。フランチェスコは、司祭からは感謝され、厚遇されたのでしょうが(聖者の美談とされている…)、父親の立場からみますとこうした行為は窃盗に値しますので、帰宅してそれを知った父親は怒って、ついにフランチェスコを告訴するに至ります。このようなエピソードから、フランチェスコは、勝手に自らの負債を他者にまわすことに良心の呵責を感じず、また、一方的に負担を負わされた側の怒りが心頭に達っするということにも気づかないサイコパス的な性格であったことがわかります。フランチェスコの思想は原始共産主義に近く、負担者への配慮は一切見られないのです。
 
同じくモロコ思想に近い思想を持っていたと推測されるカール・マルクスにつきましても、同じようなエピソードがあることは、7月14日に述べました。マルクスは、素行不良な学生だったらしく、酔っぱらって狼藉を働いたとされて一日禁足処分を受けたり、上記の決闘の際にピストル不法所持で警察に一時勾留されたりもしています。こうした生活で浪費も激しく、父ハインリヒは「まとまりも締めくくりもないカール流勘定」を嘆いたといいます。すなわち、マルクスの勘定は、すべてその父に回されていたのでしょう。若き日のエピソードからマルクスも、負担の転化を是とする思考が伺えます。
 
シュメールの古代法典や古代ローマ法にも見られるように、社会秩序とは、一先ずは財産権の保障を重要な柱の一つとしていますが、フランチェスコマルクスの考え方に代表されますように、イルミナティー・黒いユダヤ人は、自らの債務を他者に押し付ける、あるいは、他者を債務者に仕立てて利益を得ることに良心の痛みを感じないようなのです。
 
韓国併合の目的は、イルミナティー・黒いユダヤ人が、日本国に大韓帝国の借金を支払わせるためであったという仮説を提起いたしましたが、このような推測も、”自らの利益を確保さえすれば、負担者は誰でも構わない”する発想に基づくのかもしれません。ナポレオン戦争以降の世界規模の金融危機や戦争の背後にも、こうした発想が潜んでいるように思えるのです。すなわち、イルミナティー・黒いユダヤ人の金融は、‘負担押し付け型’であり、このような発想こそ、今日なおも、世界経済のみならず、世界の平和に対する脅威となっていると言えるでしょう。

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(続く)