時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

米国シカゴ市はイルミナティーの拠点?

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。米国シカゴ市は、「アメリカの切り裂き男American Ripper)」が、‘殺人ホテル’を営業していた都市です。昨日、指摘いたしましたように、「アメリカの切り裂き男American Ripper)」が、単独犯ではなく組織犯である可能性が高いことを踏まえますと、シカゴ市は、イルミナティー(「黒いユダヤ人」の国際組織)が、その組織網を張り巡らしている都市であると推測することができます。シカゴ市とイルミナティーとの関わりは、以下の点から窺うことができるかもしれません。
 
1)「アメリカの切り裂き男American Ripper)」であるとされる医師のH.H.マジェットH. H. Mudgetは、チャールズ・ディケンズCharles John Huffam Dickensの小説『二都物語A Tale ofTwo Cities』(1859年)に登場するマネット医師Mannetを想起させる。マネット医師は、強要されたにせよ、不審死(殺人)事件の‘もみ消し’を行う医師であり、連続猟奇的殺人をめぐるマジェットの証拠隠滅と通じる。
 
2)シカゴ市には、広大な牧草地帯と取引所を背景に、全米最大の家畜の解体産業がある。『アンネの日記』のアンネが、肉屋の一家と隠れ家に潜んでいたことからもわかるように、肉屋(家畜の解体)は、食肉から血を抜くというユダヤの食文化(コシェル)から、‘ユダヤ人’が経営する場合が多かった。このことから、シカゴ市には、‘ユダヤ人’が多かったと推測することができる。
 
3)ケネディ暗殺事件には、イルミナティーが関わっていると推測されるが、ケネディ暗殺事件の犯人とされるリー・ハーヴェイ・オズワルドを暗殺したダラスのナイトクラブオーナーのジャック・レオン・ルビー(Jack Leon Rubenstein1911325 - 196713日)は、シカゴ市でユダヤポーランド移民の家庭に生まれている。本年10月26日付本ブログで述べたように、ルビーをめぐっては、ビル・クリントン元大統領の実父説がある(Texe Marrs,Conspiracy of the Six-PointedStar ダビデの星の陰謀』,236頁)。
 
4)米国民主党イルミナティーは、密接な関係にあると推測されるが、その党首のヒラリー・クリントンは、シカゴ出身であり、その祖母は‘ユダヤ人’である(ヒラリーは、ニューヨーク州上院議員選挙のキャンペーン中に、祖母が‘ユダヤ人’であることを公にしている。前掲書237頁)。ヒラリー氏は、美智子さんとも親しいとされ、英国ヘンリー王子の婚約者のマークル氏もヒラリー氏を称賛しているように、‘王室・皇室’に影響力を持っていると考えられ、オバマ前大統領と同様に、イルミナティーの代理人である可能性がある。
 
1770年代、フランス革命の時代、イルミナティーが強固な組織を設けた都市は、パリとロンドンの二都でしたが、「切り裂きジャック」と「アメリカの切り裂きジャック」の時代である1880年代には、シカゴ市が加わり三都となっていたかもしれません。そして、その後、日本の東京も加わり、その数は、さらに増え続けているのかもしれず、‘光’を意味するイルミナティーという名とは裏腹に、イルミナティーの闇は深いと言えるでしょう。

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(続く)