時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

「切り裂きジャック事件」と米国シカゴ市との関連

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。米国シカゴ市を、以下の点から、英国の「切り裂きジャック事件」と米国の「アメリカン・リッパ-事件」の両事件とイルミナティーを繋ぐもう一つの接点として指摘することができます。
 
1)“H.H.ホームズ”の一人である「ホームズ1」は、シカゴ市に殺人ホテルを建設し、数々の猟奇的連続殺人事件を起こしているが、“H.H.ホームズ”役の「ホームズ2」を雇い、偽装絞首刑を計画したと推測されるアラン・ピンカートンは、スコットランドグラスゴーからシカゴ市に移民した家庭の出身である。

2)本年1月21日付本ブログにて指摘したように、Wikipediaによると、アラン・ピンカートンは、「1850年代、大統領選挙に立候補していたエイブラハム・リンカーンの暗殺計画を未然に防ぎ有名となったアラン・ピンカートンが、シカゴの弁護士エドワード・ラッカーとともに、North-Western Police Agencyを設立した。この会社が後にピンカートン探偵社として知られるようにな」っている。エイブラハム・リンカーン大統領はイリノイ州シカゴ市を地盤としており、ピンカートンとリンカーン大統領との間には、シカゴ市という接点がある。リンカーンは、英国の富豪の遺産問題に米国の甥が絡むという喜劇の観覧中に暗殺されており、英米問題との関連が示唆される。

3)「切り裂きジャックJack the Ripper」の犯人は、ヴィクトリア女王の孫であり英国皇太子であったアルバート・ヴィクター・クリスチャン・エドワードAlbert Victor Christian Edward 186418 - 1892114日)であるとする有力説がある。両事件には、イルミナティーに完全に乗っ取られている英王室の関与が疑われるが、昨今、王位継承第5位の英国ヘンリー王子とメーガン・マークルなる米国の女優との婚約が発表されている。メーガンは、カトリック系私立学校を卒業後、シカゴ近郊にあるノースウエスタン大学で演劇学(劇場学)を専攻している(本件に関するロイター通信インターネット版に掲載されたヘンリー王子の写真の懐に右手を入れるという不自然なポーズは、イルミナティーの会員であることを示すポーズであり、アラン・ピンカートンも同じポーズをとっている)。
 
昨年の12月2日付本ブログで述べたように、米国シカゴ市には、全米最大の家畜の解体産業があり、食肉から血を抜くというユダヤの食文化(コシェル)から、シカゴ市には、‘ユダヤ人(黒いユダヤ人)’が多かったと推測することができます。現在でも、シカゴをめぐりましては、1)民主党ヒラリー・クリントン女史の出身地であること、2)現シカゴ市長のラーム・イスラエル・エマニュエルRahm Israel Emanuel氏は、アメリカの民主党の政治家であり、バラク・オバマ政権下で2009年から2010年まで大統領首席補佐官を務めた人物であること、3)シカゴ市と英王室との間には繋がりがあると示唆される点を踏まえますと、イルミナティーは、シカゴ市をその拠点の一つとして、『3都物語』よろしく、活発な活動を行っていると推測することができます。
 
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(続く)