憲法第9条問題の深淵-皇軍とイルミナティー
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。『日本国憲法』制定の背景に、イルミナティー対反イルミナティーの対立があった可能性が高いことを踏まえますと、特に、’軍事力’、あるいは、’軍隊’の扱いは、GHQ内において‘秘かなる’大問題となっていたと推測することができます。
それは、『大日本帝国憲法』に、第11条「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」、第12条「天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム」、第13条「天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ諸般ノ条約ヲ締結ス」とあるからです。『軍人勅諭』も布告され、当時の帝国軍人も、天皇に誠からの忠誠を誓っていたのです。今日、‘軍事力’としての自衛隊は天皇との結びつきは無いように見えますが、GHQの目から見た旧日本軍は皇軍であったのです。
ここで注意を要する点は、本ブログにて再三にわたって指摘しておりますように、’近代天皇’は、明治維新によって、イルミナティーによって創設されものと推測される点です。このことは、「シオンの議定書Protocols of Zion 」に、日本軍は、イルミナティーの「鉄砲玉」であると記されていることによっても補われます。「シオンの議定書Protocols of Zion 」とは、1890年代の終わりから1900年代の初めにかけてロシア語版が表に出て以降、『ユダヤ議定書』『シオンのプロトコール』『ユダヤの長老達のプロトコル』とも呼ばれるようになっていたイルミナティーの世界支配計画書のことであり、当時、世界各国で広く読まれるようになっておりました。大多数の日本兵たちは、イルミナティーによって「鉄砲玉」として位置づけられていたことを知らなかったようですが、1918年に日本がシベリア出兵を行った際に、日本兵と接触した白軍兵士には全員この本が配布されていたと言います(グリゴリー・セミョーノフの司令部には多くの反ユダヤ主義パンフレットとともに議定書が積まれ、日本軍関係者に配付された。日本帝国陸海軍の警備司令部にも渡り、赤化対策資料として内務省へ送られた)。すなわち、日本帝国陸海軍は、海外、少なくとも帝政ロシアから、「イルミナティーの軍隊」と認識されていたようなのです(戦後においてはGHQ側からも)
‘軍事力’は、天皇の軍隊という仮面の下、もしくは、側面の他に「イルミナティーの軍隊」という側面をも有していた点は、『日本国憲法』を制定するに当たり、正面から取り上げられないまでも、連合国内にあって、水面下では大きな問題となったと考えることができるのです。
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(続く)