織田信長と西郷隆盛の忠誠心絶対主義はイルミナティーに由来する
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。6月12日付本ブログにて「織田信長は49歳で卒し、西郷隆盛も49歳で卒したとされていることは、偶然では無い気がするのです」と述べました。本日の産経新聞の「本郷和人の日本史ナナメ読み」というコラムの「西郷どんと信長の意外な共通点」と題する記事は、信長と西郷の両者の背景にはイルミナティーがあるとする拙説を補うものとなっているようです。
本郷氏によりますと、両者の共通点とは、残酷な殺し合いが行われる戦闘に若い部下たちを参加させ、‘命を張って’までして、その命令に従うような部下を評価した点にあるようです(信長の相手方に対する残虐行為は殊に有名)。命令の通りに残虐な事を行えば行う程、人事査定が上がるという、非人間的な評価システムの問題は、日大アメフト部の問題も想起されてくる問題ですが、忠誠心絶対主義の徹底という意味におきまして、確かに織田信長と西郷隆盛は、極めて似た価値観を持っていたと言えるでしょう。
それでは、このような忠誠心絶対主義は、どこに由来しているのでしょうか。日本史を概観してみますと、忠誠心が大事にされた‘武者の世’におきましても「座敷牢」という言葉があり、主君が間違った判断を行ったり、統治能力に欠けていた場合、家臣たちによってその政治的・軍事的権限がはく奪される場合がありました。このことから、忠誠心絶対主義は、日本古来の思想に由来してはいないようです。
では、どこであるのかを推測してみますと、イエズス会であると考えることができます。その理由は、当初「イエスの軍団(Compania de Jesus)」と称されていたことに示されますように、イエズス会の創始者のイグナティウス・ヨロラは元軍人であり、その組織は上意下達が徹底された軍隊組織に近く、忠誠心絶対主義であったことにあるようです。しかも、教皇無誤謬説を唱えていたカトリックという宗教とも密接にかかわっておりますので、イエズス会の言う‘忠誠心’とは、狂気じみた忠誠心絶対主義となっていたと推測することができるのです。
そして、果たして織田信長と西郷隆盛に共通しているのは、イエズス会との接点です。本能寺の変(実際には、朝廷に対する信長のクーデター)の背後にはイエズス会があったと考えられ、西郷隆盛の背後にも、イエズス会をその中心勢力として1776年に成立していたイルミナティーがあったと推測することができるのです。
このように考えますと、中国共産党政権と北朝鮮など、悪魔崇拝のイルミナティーと密接な繋がりのある国では、現在でも忠誠心絶対主義がまかり通っているはずであり、善悪の判断能力の欠けた悪魔的な独裁者、並びに、その命令に黙々と従うことに慣れた国民によって成り立っている国々を、国際社会は決して信用してはいけない、ということになるでしょう。6月12日の米朝首脳会談後の成り行きは、中国共産党政権と北朝鮮の‘悪魔ぶり’が暴かれる試金石でもある気がいたします(イルミナティーが国際組織である点を考慮するとアメリカ側にも試金石になる?)。
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(続く)