西郷隆盛は「雪中の狩人」か
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。多数の猟犬を飼って狩をさせ、常に犬を連れ歩いていた西郷隆盛は、2017年6月8日付本ブログにて「黒いユダヤ人」の国際組織との関連で扱いましたブリューゲルの『雪中の狩人』という絵画を想起させます(西郷は、猟犬を15、16匹飼って兎を狩り、その肉を猟犬に与えていた)。
ちょうどその頃、画家として活躍していたのが、ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel, 1525年-1530年頃生 - 1569年9月9日没)であり、その作品に、『雪中の狩人』Jagers in de sneeuwという不気味な絵画があります。山の上から、多数の猟犬を引き連れた狩人たちが、のどかで平和な村落に向かってくるという構図の絵です。
ブリューゲル研究者のマンデルによれば、ブリューゲルの宗教的立場は新教派に近く微妙なものであったようです。ブリューゲルは、死の直前、妻に、「余りに直截的・風刺的な素描を焼き捨てさせ」ていることから、ブリューゲルの絵画には、カトリックへの批判的寓意・風刺が込められていると考えることができます。『雪中の狩人』も、恐らくは、こうしたカトリックへの寓意的批判として描かれていると推測することができるのです。
『雪中の狩人』は、一見しますと、獲物を得ることのできなかった狩人の村落への帰還図に見えますが、そうではなく、画中の狩人は、カトリック・イエズス会(イエズス会フランシスコ派)のことであり、狩人たちの獲物とは、無邪気に、平和な暮らしを楽しんでいるヨーロッパの村落の人々であるという寓意です。すなわち、これから狩をしようとしているイエズス会士の図ということになるのです。
イエズス会(イエズス会フランシスコ派)とは、その実は、‘ユダヤ人’とアフリカ・アジア・新大陸の女性や奴隷女性との間に出生した「黒いユダヤ人」によって構成される国際組織のことであり、アフリカ・アジア・新大陸を手中に収めるに留まらず、次の獲物として、ヨーロッパをもその手中に収めようと虎視眈々と、獲物に近づいてきている姿が、猟犬を連れた狩人として描かれていると推測することができるのです(猟犬とは、フランス革命期の「カルマニョール」のような、アフリカ・アジア・新大陸にあった殊に残酷で野蛮な性格を持つ種族のことであると推測される)。
このように考えますと、猟犬を連れ歩く西郷隆盛の姿は、ヨーロッパのみならず日本をも狙うイエズス会と重なってまいります。そして、今日、「新グローバリスト」という姿をとり、中産階級の破壊活動を行っているイルミナティーも、雪中の狩人の姿と重なってくるのではないでしょうか。
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(続く)