時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

マタ・ハリは「チーム マタ・ハリ」か

今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーの常套手段は、‘成り済まし’を用いたり、複数の人物に一人を演じさせる「チーム○○」という戦法であることは、マタ・ハリ問題を考える場合においても重要であるかもしれません。
 
マタ・ハリ Mata Hari187687 - 19171015日)、本名マルガレータ・ヘールトロイダ・ツェレMargarethaGeertruida Zelleは、オランダのレーワルデン市出身です。オランダ国籍のセファルディ系ユダヤ人、即ち、「黒いユダヤ人」であるがゆえに、褐色の肌に黒髪といったアジア的、特に、東南アジア的な容姿であったと推測することができます(大きな三白眼の目は、同じくアジア出身と考えられるロスチャイルド家の特徴でもあり、血縁関係も想定できるかもしれません)。
 
このような特徴的な容姿は、アジア出身の女性たちが、マタ・ハリの‘成り済まし’となった、あるいは、’マタ・ハリ’を演じた、「チーム マタ・ハリ」の結成を容易にしたのではないかと推測されます。パリでダンサーとなった時、マタ・ハリは、既に29歳に達しており、2児の母親でもありました。1917年、晩年の41歳の時の写真からも、決してその容姿は淡麗ではなかったと言え(どう見ても、’太ったおばさん’…)、第一次世界大戦期に、「その美貌を以って独仏軍人たちを誑かして、情報を入手した」とする評には疑問があります。
 
その謎は、イルミナティーによって「チーム マタ・ハリ」がつくられており、マルガレータ以外にもアジア地域から、「黒いユダヤ人」系の褐色の肌と漆黒の髪を持つ女性たちがパリに集められ、「マタ・ハリ」と称してハニートラップ活動を展開していたからではないか、と推測することができるのです。

かくして、「チーム マタ・ハリ」を構成する女性たちによって集められた情報は、5万人もの犠牲者を生じさせるものとなり、マルガレータは、「今世紀最大の女スパイ」と呼ばれるようになったのではないでしょうか。荒唐無稽の説のようですが、現在でも、所謂‘皇族’にはチーム化の疑いがあり、こうした謀略は現実にあってあり得るような気がいたします。

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(続く)