時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

幕末に跋扈したバビロニア派ユダヤ教の蛇鷹輪の思想

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。戦国時代に来日したイエズス会士たちの多くが「黒いユダヤ人」であり、「裏」と「表」の二重性のある布教活動を行っており、特に、その「裏」の布教が、悪魔崇拝バビロニアユダヤ教であった可能性は、明治維新という謂わば「未解決事件」を解明する上で重要であると言うことができます。
 
テクス・マース氏Texe Marrsの研究によりますと、バビロニアユダヤ教はマルクート教の流れを汲んでおり、そのモロコ神Moloch, Markuthを象徴する2匹の蛇・鷹によってつくられる輪の構図は、善と悪とが輪として繋がっていることを表現し、「悪を極めれば善に至る、最低を極めれば最高に至る、地獄を極めれば天国に行ける」という逆転の思想を表現しております。
 
この蛇鷹輪の思想は、天国に行くために敢えて巨悪な行為を繰り返すことや、自らの天国行きをさらに確かなものにするためには、その輪の構図の「善を極めれば悪に至る、最高を極めれば最低に至る」という逆転現象を現実化させることを肯定する危険思想なのです。こうした思想は、社会的に低い地位にある野心家の人々をイエズス会(フランシスコ派)やイルミナティーに惹きよせる結果をもたらしていると推測することができるでしょう。
 
このような考え方・思想は、江戸時代に潜伏・カクレキリシタンイエズス会(フランシスコ派)の影響の強い鹿児島(薩摩藩)や山口(長州藩)の間に特に広がっていたかもしれません。そして、幕末に、日本に入ってきたイルミナティーのメンバーたちは、薩長連合を形成させるとともに、全国各地にあった潜伏・カクレキリシタンの秘密結社を、イルミナティーの下部組織として編入して全国的なネットワークを構築し、バビロニアユダヤ教の蛇鷹輪の思想にもとづく‘イルミナティー革命’、すなわち、明治維新を引き起こしたと推測することができます。
 

このように仮定いたしますと、イルミナティーが、出自不明の大室寅次郎、並びに、素行が悪く極貧の下級武士であった西郷隆盛を特に気に入り、「チーム・明治天皇」として抜擢した理由が説明されえることになります。「チーム・明治天皇」は、前半は長州藩の大室寅次郎、後半は薩摩藩西郷隆盛がその役を演じたのではないでしょうか。


 

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(続く)