イルミナティーによって上演された『第二次世界大戦の宣戦布告』
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。第二次世界大戦におけるドイツへの宣戦布告と関わりを持つ言語療法士兼俳優のライオネル・ローグと喜劇王・チャップリンとの間には英国演劇界という接点があることは、ジョージ6世にも英国演劇界との繋がりがある可能性を示唆しております。
英王室と演劇界との繋がりと言えば、ウィリアム・シェークスピアWilliam Shakespeare, (1564年- 1616年)が想起されます。シェークスピアの作品が、その内容から、オックスフォード州の一商人の作品とは考えられ得ず、チューダー朝擁護の世論を形成するために、エリザベスⅠ世に近い人物によって書かれた作品であろうとする説が根強くあります。このように、古来、演劇は、権力者側の世論誘導機関としての役割もあり、英王室も演劇界と繋がっていたと考えてしかるべきでしょう。
その他にも、「国王の愛妾」や庶子問題においても演劇界は英王室と関連してまいります。例えば、ジョージⅣ世 George IV(1762年8月12日 – 1830年6月26日)には、女優のメアリー・ロビンソン、ソングライターのアン・バーナード、劇場の責任者の娘エリザ・クロールなどの「国王の愛妾」がおり、バーナードとクロールとの間には、庶子が生じております。また、エドワード7世 Edward VII(1841年11月9日 - 1910年5月6日)も、皇太子時代、アイルランドのネリー・クリフデンという女優を愛妾となしていたそうです。
このような点から、英王室と演劇界との間には、陰に陽に繋がりがあったと推測することができるのです。演劇界には、イルミナティーが強い影響力を及ぼしていると推測されますので、演劇界という‘同じ舞台’の上に、ジョージ6世、言語療法士兼俳優のライオネル・ローグ、そして喜劇王・チャップリンという‘役者’たちは立ち、『第二次世界大戦の宣戦布告』が上演された気がいたします。
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(続く)