「国王の愛妾」はイエズス会のハニートラップ作戦?
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。「国王の愛妾」と称された女性たちには、カトリック教徒(特に既婚夫人)が多いという特徴があることも注目されます。一夫一婦制を重んじているはずの敬虔なカトリック教徒の夫人が、「国王の愛妾」となるということは、キリスト教倫理に反するため奇妙なのですが、カトリックとイエズス会が結びついていると考えますと、このような現象を説明することはできます。
(続く)
本ブログにて再三にわたり指摘しておりますように、イエズス会には「表」と「裏」があります。イベリア半島の「黒いユダヤ人」であったロヨラやザビエルは、「表」はキリスト教、「裏」は人類の非文明化・動物化・家畜化を良しとする‘バビロニア系ユダヤ教’、すなわち、‘異端ユダヤ教’を信仰する二重性のある暴力主義宗教集団としてイエズス会を結成しているのです(こうした‘異端ユダヤ教’に対して、‘正統ユダヤ教’とは、『旧約聖書The Old Testament』、特に、『モーゼの十戒the Ten Commandment』を尊重するユダヤ教)。
バビロニア系ユダヤ教は、紀元前より中近東から北アフリカ地域にかけて広がっていたマルクート教という非道徳的悪魔崇拝や一夫多妻制のイスラム教の影響を受けて成り立っております(「黒いユダヤ人」であり、「黒ミサ」の祭司であったカール・マルクスが唱えた女性共有主義も、バビロニア系ユダヤ教の思想にもとづく)。従いまして、その思想は、姦淫を禁ずる『モーゼの十戒』に反したものとなっているのです。このことから、イエズス会は、事実上の一夫多妻や妾に対して寛容であり、イエズス会に近いカトリック教徒の女性達には、『モーゼの十戒』を守るという意識は無かったのではないか、と考えられます。
事実、ジョージⅣ世の庶子には、イエズス会士となった者もおり、そこには、イエズス会との接点も見えてくるのです。おそらく、イルミナティーの中心勢力の一つであるイエズス会は、世界戦略的にイエズス会に近い女性達を‘黒マリア’として王室・皇室や政界を含む各界の有力者達に近づけ、庶子が生じれば同組織のメンバーとして組み入れてゆくことで、有力者達を同組織のネットワーク内に取り込もうとしたのではないかと考えられます。すなわち、中国共産党の悪名高いハニートラップ作戦の原型は、イエズス会にあったのかもしれないのです。
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