ジョージ6世・ローグ・チャップリンを結ぶイルミナティー
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。チャップリンが、第二次世界大戦がイルミナティーによって起こされることを事前に知っていた可能性は、イルミナティーとチャップリンとの繋がりを示唆しています。そこで、チャップリンが、英国ロンドンの演劇界の出身であることに注目してみましょう。
『英国王のスピーチThe King’s Speech』という映画があります。この映画は、第二次世界大戦勃発期の英国王であるジョージ6世George VI(1895年12月14日 - 1952年2月6日)とその吃音症の治療医であるライオネル・ローグLionel Logue(1880年2月26日 - 1953年4月12日)との親交を扱った実話にもとづく映画です。ローグは、オーストラリアの出身で、英国ロンドンに住んでいた言語療法士であり、かつ、舞台俳優でもありました。
この再現映画によりますと、ドイツへの宣戦布告は、ジョージ6世とローグの二人がラジオの収録室に入り、ローグの演技・発声指導のもとに布告文は放送されたようです。
ジョージ6世とローグには、フリーメイソンであるという共通点があります。ジョージ6世は、1919年に海軍ロッジNo2612でフリーメイソンに加入しており、Wikipedia(英語版)によりますと、ローグも、1908年にオーストラリアの聖ジョージ・ロッジSt. George's Lodge (現在の J.D. Stevenson St.George's Lodge No.6, Western Australian Constitution)に入会しており、ジョージ6世が入会した1919年には、「名誉マスターWorshipful Master」となっているのです。
すなわち、ジョージ6世とローグは、患者と医者のみならず、フリーメイソンという関係によっても結ばれていたのです。フリーメイソンが、イルミナティーに乗っ取られていた、もしくは、乗っ取られつつあった点を踏まえますと、ドイツへの宣戦布告には、イルミナティーの介在が推測されてくるのです。
そして、チャップリンにもフリーメイソン説があります。Wikipedia(日本語版)によりますと「チャップリンの関係者・接触者の中で著名なフリーメイソンは、チャップリンとユナイテッド・アーティスツ社を共同設立したダグラス・フェアバンクス(1925年フリーメイソンリー入会)とD・W・グリフィス、チャップリン映画の俳優チェスター・コンクリン(1916年フリーメイソンの階級を昇級)、チャップリンを厚遇したF・D・ルーズベルト(1911年入会)など。チャップリンが米国から追放された当時の大統領ハリー・S・トルーマンもフリーメイソンである(1909年入会)。『モダン・タイムス』に関してはチェスター・コンクリンが出演した他、1954年に「スマイル」を歌詞付で発表したナット・キング・コールはフリーメイソンである(1944年1月9日入会)」そうです。
チャップリン主演の『独裁者The Great Dictator』の撮影が開始された6日後に、英国がドイツに対して宣戦布告したことは昨日述べました。ドイツへの宣戦布告と関わりを持つローグとチャップリンが、両者ともに英国のロンドンの演劇界に属していたことは、偶然なのでしょうか。
ジョージ6世、ローグ、そしてチャップリンが、イルミナティーのメンバーであり、ロンドンの演劇界がイルミナティーと密接な関係にあると仮定いたしますと、第二次世界大戦の勃発には、何らかのイルミナティーの計画が潜んでいた可能性が見えてくるのではないでしょうか。
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(続く)