ウィリアム王子一家の背後にイルミナティー革命?
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。昨日、英王室のウィリアム王子一家は、イルミナティーのロスチャイルド家との繋がりが深い可能性を指摘いたしました。ウィリアム王子のお子様の「ジョージGeorge」、「シャーロットCharlotte」、「ルイLouis」のすべてが、フランス革命期の英仏両国の国王と王妃の名前であることから、ウィリアム王子一家がフランス革命に拘っていると考えられることは、この点を補っているかもしれません(フランス革命期のフランス国王は、ルイ16世Louis XVI(在位:1774年5月10日 - 1792年8月10日)、英国王はジョージ3世(在位:1760~1800年)、王妃はシャーロットSophia Charlotte of Mecklenburg-Strelitz)。
フランス革命とイルミナティーとの関係を暴露していると考えられるディケンズの『二都物語A Tale of Two Cities』は、主人公のチャールズ・ダウニィCharles DarnayとルーシLucieをめぐって展開するフランス革命の進展に焦点を当てているだけではなく、ロンドンのテンプル・バー近くに所在した「チャイルド銀行Child & Co.」という実在していた銀行をモデルとして設定されている「ロンドン・テルソン銀行Tellson’s Bank in London」の銀行家、ジャヴィス・ローリーJarvisLorryなる人物の動きを複線として設定しております。
それは、ローリーは、ダウニィとルーシーをめぐって次々に発生する事件に対して、恰も‘黒子’のように深く関与し、その人生をも左右しているからです。例えば、ルーシは、その父のマネット氏がテニソン銀行の顧客であったがゆえに、テニソン銀行から提供された養育費によって育てられ、ルーシーとダウニィとの結婚は、ローリーのお膳立によるとも言えるものであり、ルーシーの結婚指輪まで、ローリーが用意しているのです。さらに、物語の最終場面で、ローリーは、ダウニィ―一家がギロチン台から逃れてイギリスへ戻るための馬車も用意しております。このようなローリーの暗躍という複線の設定によって、あたかも、ダウニィとルーシーは、知らず知らずの無意識のうちに、ローリーの描いた脚本の通りに動かされているかのようなのです。
ここで、思い起こされるのが、『英国王のスピーチThe King’s Speech』という映画です。この映画は、第二次世界大戦勃発期の英国王であるジョージ6世George VI(1895年12月14日 - 1952年2月6日)とその吃音症の治療医であるライオネル・ローグLionel Logue(1880年2月26日 - 1953年4月12日)との親交を扱った実話にもとづく映画です。ジョージ6世とローグが、ともにフリーメイソンの会員であって、ローグが、ジョージ6世の‘黒子’のような存在であった点は、本年7月30日・31日付本ブログで扱いました。フリーメイソンは、イルミナティーに乗っ取られておりますので、両者の背景には、ロスチャイルド家の存在が見え隠れしており、ローグは、イルミナティーの代理人であったとも推測することができます。
本年4月29日付本ブログにて指摘いたしましたように、「チャイルド銀行Child & Co.」のチャイルド家とロスチャイルド家は、婚姻関係によって統合しております。ローグLogueとローリーLorryの‘黒子を演じるロスチャイルド家の代理人’という役回りは、将来、英国王となると推測されるウィリアム王子の背後にも、ローグLogueやローリーLorryが存在している可能性を示唆しており、ロスチャイルド家が「闇の帝王」や「キング・メーカー」と称される所以を物語っている気がいたします。そして、『英国王のスピーチThe King’s Speech
』が、第二次世界大戦の勃発を扱った映画であることが示唆するように、このようなイルミナティーの‘黒子’作戦は、英王室のみならず、全人類が、知らず知らずの無意識のうちに、イルミナティーの描いた脚本の通りに動かされてしまう危険性をも示していると言えるでしょう。第二次世界大戦も、イルミナティーの都合のよいように、世界を改造するために起こされた「イルミナティー革命」の一つであって、イルミナティーは、将来、再び、何らかの「イルミナティー革命」を起こす計画であるのかもしれないのです。
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(続く)