時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

『2061年宇宙の旅』に見るイルミナティーの脚本

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。『英国王のスピーチThe Kings Speech』が、第二次世界大戦の勃発を扱った映画であることが示唆するように、イルミナティーの‘黒子’作戦は、英王室のみならず、全人類が、知らず知らずの無意識のうちに、イルミナティーの描いた脚本の通りに動かされてしまう危険性をも示していることを昨日指摘いたしました。
 
では、その脚本とは、どのような脚本なのでしょうか。ここで、注目すべきは、アーサー・C.クラーク氏Arthur C. CLARKEのSF小説、『2061年宇宙の旅2061: Odyssey Three』です。クラーク氏のSF小説は、映画にもなった『2001年宇宙の旅2001: A Space Odyssey』が有名ですが、ハレーすい星が地球に最も近づく2061年における宇宙旅行を題材として、その続編が著されているのです。
 
この小説が興味深いところは、宇宙の旅のみならず、未来の地球の姿も描かれていることです(「2061: A Space Odyssey」 ではなく、「宇宙Space」が抜けて「2061: OdysseyThree」と題されていることから推測すると、氏の狙いは宇宙の未来のみならず地球の未来の問題も描くことにあった?)。
 
果たして、地球では、2060年に「地球大統領」なるポストが設立されており、英国王が地球大統領に選出されております。クラーク氏は、フリーメイソン(実質的にイルミナティー)であった可能性は高いことを踏まえますと、イルミナティーは、地球に世界政府を樹立させ、その大統領に英国王を就けるという計画、すなわち、脚本をつくっており、クラーク氏は、婉曲に、その計画をSF小説として描いたかもしれないのです。
 
2060/61年と言いましたならば、18世紀にニュートンIsaak NEWTONが、『聖書The Bible』「暴露録(黙示録)The Revelation」の「最後の審判の日the JudgementDay」の年代であると予測した重要な年代でもあります。イルミナティーは、2060/61年が「最後の審判の日」の年代であることを悪用して、この年代にイルミナティーの世界政府を樹立させようと計画していると考えることはできます。
 
2018年現在から2061年までは、僅か43年ほどであり、その時期に英国王となっていそうな人物は、ウィリアム王子、もしくは、ジョージ王子ということになります。このように考えますと、現在英王室をめぐって展開している出来事は、イルミナティーの「脚本」に沿った布石であるとも推測され、その脚本の通りに、人類は知らず知らずのうちに動かされてしまうかもしれません。このような危険性を踏まえますと、今後の英王室の動きには要注意ということになるでしょう。

 
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(続く)