時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

『2061年宇宙の旅』は中国の違法国家化を予見していた

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。クラーク氏の『2061年宇宙の旅(『2061年2061: Odyssey Three』)』に登場するサー・ローレンス・ツァンという中国人の問題から垣間見えてくる2061年における中国共産党政権をめぐる状況について、以下の点も注目されます。
 
それは、「いまなお“新天地”として知られる場所での卑しいビデオカセット行商人として生まれた」ローレンス・ツァン氏が、億万長者となったのは、海賊版の販売によるものであったという根強い噂があったとされていることです(『2061年宇宙の旅』ハヤカワ文庫、頁37)。
 
海賊版と言いましたならば、今日、中国共産党政権が、米国をはじめとした国際社会から、もっとも非難されている違法行為です。小説の設定は、中国共産党政権が海賊版の製造によって経済発展を遂げている現状とも一致しているのです。このような一致も、イルミナティーが中国共産党政権に経済力、科学技術力、そして政治的権力までも与える計画であり、クラーク氏がその計画に沿った未来小説として『2061年宇宙の旅(『2061年2061: Odyssey Three』)』を著したとする仮説によって、説明されえるのではないでしょうか。
 

そして、そのイルミナティーの計画とは、中国共産党政権による犯罪行為をも認める計画であり、海賊版のみならず、昨今の公海の侵略、すなわち、東シナ海問題という中国共産党政権の国際法違反もその一環ではないか、と推測することができるのです。


 

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(続く)