時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

アーサー・クラーク氏は反イルミナティーか親イルミナティーか

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。『2001年』、『2010年』、『2061年』というアーサー・C.クラーク氏Arthur C. CLARKEのSF宇宙小説が、「0・1・2・6の法則(1と2と6は一回のみ、0は何度使ってもよい法則)」にもとづいている点につきましては、一昨日扱いました。
 
このような年代のみをタイトルとしたSF小説は、ジョージ・オーウェルGeorge Orwellの小説『1984年Nineteen Eighty-Four』に因んでおり、『1984年』に登場する独裁者の黒鬚を生やしている容貌から、『1984年』は、「黒いユダヤ人」の国際組織であるイルミナティーによって英国が支配される悲劇を描いている可能性を本年8月28日付本ブログにて述べました。
 
では、1984年という年代も「0・1・2・6の法則(1と2と6は一回のみ、0は何度使ってもよい法則)」と関わっているのでしょうか。答えはイエスであり、1984という数字は、1984=2000-16、1984=2000-10-6、1984=2000-(10+6)という法則に適った数式によっても表現されえる点において、法則に基づいていると考えることができるのです。すなわち、オーウェル文学とクラーク文学とは、「0・1・2・6の法則」をキーワードとして繋がっているのです。
 
ジョージ・オーウェルは、イルミナティーの内部事情に詳しい人物でありながら、芥川龍之介と同様に、反イルミナティー文学を展開させた作家です。数式に適った年代において、イルミナティーが所謂「イルミナティー革命」を起こす傾向にあることを踏まえて、オーウェルは『1984年』という未来小説を著したと推測することができるのです。クラーク氏もまた、イルミナティーの内部事情に詳しく、あるいは、そのメンバーであったとも考えられ、オーウェルと同じ理由で、SF小説を著したのでしょう。
 
では、クラーク氏は、果たして、反イルミナティー文学を展開させたのでしょうか、それとも、親イルミナティー文学を展開させたのでしょうか。『2061年2061: Odyssey Three

(邦訳・『2061年宇宙の旅』)は、イルミナティーの計画に対する秘かなる暴露性を持っていることにおいて、反イルミナティー文学であり、宇宙開発の華々しさを表現していることにおいて親イルミナティー文学であると考えることができます。その両面・二面性は、所謂‘ユダヤ人’が、「白いユダヤ人」と「黒いユダヤ人」によって構成されている点と関わっている気がいたします。


 

よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

 

[https://blog.with2.net/link/?626231 人気ブログランキング]

 
(続く)