時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ゴーン容疑者事件の背後にはフランス社会党のイルミナティー問題がある?

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。イルミナティーを構成する中心勢力であるイエズス会創始者の一人であるフランシスコ・ザビエルの名が、「フランシスコ」であることに示唆されますように、イルミナティーは、思想的には、“物質的豊かさのみならず精神的豊かさや知性をも認めない”というフランシスコ修道会の影響を強く受けているようです。
 
このことから、「フランシスコ(フランシス・フランソワーズ・フランコ・ブラン)」という名を持つ人物は、イルミナティーのメンバーである可能性の高い要注意人物であることは、本ブログにて再三にわたり指摘しております。
 
今般の日産の前会長であったゴーン容疑者の背景、すなわち、ゴーン容疑者をまずもって仏ルノー社の会長の地位に就けた人物たちにも、「フランシス」という名が多いことは気にかかります。本年11月25日付本ブログで扱いましたように、そもそも、ルノーの副社長であったゴーン容疑者を日産自動車最高経営責任者CEO)、すなわち、社長として日産に送り込んだのは、当時、取締役会長兼最高経営責任者(PDG)であったルイ・シュヴァイツァーという人物です。シュヴァイツァー氏は、フランス社会党の政治家であり、ミッテラン社会党政権時代に蔵相を務めたローラン・ファビウスLaurent Fabius1946820 - )の後援によって、国営企業となっていたルノーが民営化された際にルノーの会長に就任しております。シュヴァイツァー氏の背後には、フランス社会党の存在を推測することができるのです。
 
Wikipedia(日本語版)によりますと、ファビウス氏は「国立行政学院ENA、エナ)の政官界のエリートコースを卒業する。1974年、社会党に入党する。1974年、社会党に入党する。ミッテラン第一書記の経済顧問を務め、「ミッテランの秘蔵っ子」と呼ばれる。…2012年に発足したフランソワ・オランド政権では516日付で外相に就任し、2016211日まで務めた」そうです。ここで、注目されるのが、仏社会党選出のオランド前大統領もミッテラン前大統領も、「フランソワ」の名であることです。まず、本日はミッテラン氏について考えてみましょう。
 
Wikipedia(日本語版)によりますと、ミッテラン氏は以下のような来歴の持ち主です「フランソワ・モリス・アドリヤン・マリー・ミッテラン(フランス語: François Maurice Adrien Marie Mitterrand, 19161026 - 199618日)は、フランスの政治家。社会党所属(第一書記)。第21代大統領(第五共和政)を214年にわたって務め、同時にアンドラ公国の共同大公も務めた。1916年、シャラント県ジャルナックのカトリックの家庭に生まれる。父ジョゼフ・ミッテランは鉄道会社に勤め、アングレーム駅長を務めたが、一時保険業を営んだ後、岳父が所有する酢製造所の経営を引き継ぎ、全国酢製造業者連合の会長も務めた。当初青年右翼であったミッテラン1934年から極右運動に参加、当時外国人排斥や王制復古を謳っていた右派の政治組織クロア・ド・フーに所属した。同年、バカロレアを取得し、パリ大学の文学部及び法学部に学ぶ。」
 
ミッテラン氏は、カトリックの家に生まれていることが、注目されます。イエズス会(フランシスコ派)であったがゆえに、「フランシス」と名付けられた可能性を指摘することができるからです。父親は、鉄道職員であったそうですが、現ローマ法王のフランシスコⅠ世も、鉄道職員であったことは、このような推測を補います。満州鉄道などの鉄道事業とイルミナティーとの関連は、本ブログにおきまして扱いましたが(北朝鮮金正日が鉄道マニアであったこともよく知られている)、ミッテラン氏をめぐるこのような背景は、氏がイルミナティーのメンバーである可能性を示唆していると言えるでしょう。
 
214年にわたってフランスの大統領職にあったミッテラン氏によって、フランスは、イルミナティーに都合のよいようにつくりかえられており、国営企業であったルノーの民営化の際に、ルノーイルミナティー系の企業となしたと推測することができるのです。イルミナティーのメンバーは、奴隷主のメンタリティーですので、ルノーは、ゴーン会長への権限集中と企業利益(高額報酬)の集中、並びに、社員の奴隷化というイルミナティー好みの企業となったのでしょう。
 
そのルノーから、今度は、日産をもイルミナティー系企業となすために、ゴーン容疑者が派遣されてきたと考えますと、なぜ、日産において、今般の事件が発生したのかが説明されえるのではないでしょうか。

 
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(続く)