ゴーン容疑者の協力者・ジュファリ氏の販売促進の「後出し証拠」?
本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ゴーン容疑者による私的な巨額損失の日産への付け替え疑惑において、その協力者となったサウジアラビアの財閥である「E・A・ジェファリ・アンド・ブラザーズ」の副会長であり、かつ、同国の中央銀行の理事でもあるハリド・ジュファリ(Khaled Juffali)氏につきまして、本年12月28日付ブログにて、「同氏は、ゴーン氏の長年の友人であったそうです。そして、昨日のNHKのニュース報道における専門家へのインタヴューによりますと、両者が親しい友人である理由は、ジュファリ氏が、ゴーン氏と同じレバノンの高校で学んでいたことにあるそうです」と記述いたしましたが、その後、調べて見ますと、ゴーン氏は、レバノンのベイルートに所在するイエズス会系のCollège Notre-Dame de Jamhour(コレージュ・ドゥ・ノートルダム・ドゥ・ジャンブール)で中等教育を受け、一方、ジュファリ氏は、レバノンのベイルートに所在するクェーカー教系の高校であるBrummana High School(ブルマナ・ハイスクール)で高等教育を受けており、ニュースにおける専門家へのインタヴューの内容を私が聞き違えたのかもしれませんが、同窓であるとする記述は間違えでしたので、お詫びして訂正いたします。
しかしながら、イスラム教徒であるジュファリ氏が、キリスト教のクェーカー系の高等学校で学んでいる点は不審であると言えます。ビクトリア朝時代の1873年に、ブルマナ・ハイスクールをベイルートに創設したセオフィルス・ヴァルドマイヤーTheophilus Waldmeier氏が、「黒いユダヤ人」である可能性も含め、イルミナティーとの関連をいずれ本ブログにて扱いたいと考えておりますが、昨日、NHKのお昼のニュースにて、奇妙な報道がありました。
それは、サウジアラビア北部の地方都市で、自動車レースが行われたというニュースです。カショギ氏暗殺事件を受けて、サウジアラビアへのイメージが悪化したことから、海外からの観戦者が皆無となっているようなマイナーな自動車レースの開催をNHK総合のニュースで大きく取り上げた点は奇妙であることから、その背景について、少し推理を働かせてみました。
産経新聞のネット版によりますと、「日産子会社からジュファリ氏側に支払われた約16億円は「販売促進費」などの名目だったが、販促活動などの実態はなかったとされる。ゴーン容疑者は「投資に関する王族へのロビー活動や現地の有力販売店とのトラブル解決などへの報酬だった」とし、容疑を否認している」そうです。そこで、販売促進の実態が無いことによって、ゴーン容疑者が有罪となることを怖れたジュファリ氏側が、事件の発覚後に、販売促進の実績をつくろうと、「後出しじゃんけん」ならぬ「後出し証拠」をつくろうとしたのではないか、という疑惑を指摘することができるのです。すなわち、日産の車種が参加していたのか否かは確認できませんが、サウジアラビアにて自動車レースが開催されていることを日本に向けて喧伝することで、ジュファリ氏は、日産車の販売促進を実際に行っているというイメージをつくろうとしたと推測することができるのです。
憶測の域は出ませんが、このように考えますと、NHKのお昼のニュースで、唐突にサウジアラビア北部の地方都市で自動車レースが開催されたというニュースが流れた理由を説明することができます。NHK内部には、ゴーン氏・ジュファリ氏側の協力者がいるとういことにもなるのかもしれません。
来年も、歴史家としての視点から、緊迫の度を増している国内外の情勢などを中心に、政治にまつわる様々な話題や人類が取り組むべき課題について、本ブログにて扱ってゆく所存でございます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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(続く)