時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーが日本の皇統を嫌悪した理由

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。仮に、大室寅之助と西郷親子によって「チーム明治天皇」が構成されているとなりますと、日本古来の皇統は、完全に断たれてしまっていることになります。明治維新によって所謂“偽皇室”が誕生してしまったことになるわけですが、このようなイルミナティーによる皇統断絶の目的は、朝廷文化の排除であったと推測することができます。
 
朝廷におきましては、動物を御所内に飼うことは固く禁じられておりました。これは、人間と動物とを峻別する思想があったためであり、神様である皇祖神の“より代”とされる天皇の神聖性を護るためであったと推測することができます。さらに、奈良時代後期以降の歴代天皇の大半が、0歳から10歳までの間に即位していることや、御所言葉が幼児語であることに示されますように、御所は、文化的で、しとやかで優しい女性たちと子供による繊細で典雅な世界であったとも表現できるかもしれません。こうした伝統にあって、天皇は女性的であったとされます(日本には、女子供には危害を加えないという伝統があったからこそ、無防備な状態にあったにもかかわらず、明治維新が起こるまでは、誰も御所を襲撃しなかったのかもしれません)。
 
一方、イエズス会(フランシスコ派)を前身とするイルミナティーは、イエズス会創始者であるイグナティウス・ロヨラが軍人であって、盗賊を生業とするような野性的で野蛮なバスク人であったことに示唆されますように、暴力主義で男性至上主義的な組織であると言うことができるでしょう。
 
このことから、日本の朝廷文化の理想とする世界とイルミナティーの理想とする世界は対極にあったと考えることができるのです。従いまして、イルミナティーは、その世界支配計画におきまして、日本の朝廷文化を邪魔であるとして滅ぼすために、このような繊細な文明的・文化的・人間的世界を支えていた皇統の断絶を秘かに行ったのではないか、と推測することができるのです。
 

かくて、明治維新によって、軍隊に大号令をかける大男の所謂“明治天皇”が、登場してきたのではないでしょうか。


 

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(続く)