昨日、建国60周年を記念して、中国の首都北京では、人民解放軍による軍事パレードが催されたようです。一糸乱れぬ兵士達の行進は、ソ連邦や北朝鮮を彷彿とさせたのですが、この光景は、日本国に対して、軍事大国化した中国と向き合わねばならない現実をつきつけたとも言えます。
民主党政権の外交方針には、安全保障の分野を含めた東アジア共同体の設立があるようですが、ソ連邦の時代に形成されたワルシャワ条約機構(WTO)では、ソ連邦の主導の下で、WTO軍が加盟国の内政に介入し、民主化運動を軍隊によって踏みにじった歴史があります。ロシアの時代を迎えても、CIS軍が、加盟国の駐留軍となった事例があります。CIS軍は、平和維持活動を建前としていますが、加盟国におけるロシア軍の駐留を正当化する根拠となったことは確かです。もし、東アジア共同体を枠組みとした軍隊が形成されるとしますと、それは、日本国にも合法的に人民解放軍が派遣される口実となる可能性が否定できません。
軍事パレードには、新型のICBMをも登場しており、中国の軍事力が、アジア諸国において抜きんでていることを誇示していました。人民解放軍が日本国に足を踏み入れるということは、考えただけでも、そら恐ろしいことのように思えるのです。
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