時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

国民の信を失った小沢氏

 小沢氏不起訴の報を受けて、氏の続投を歓迎する声も聞かれます。しかしながら、これまでの一連の事件は、小沢氏が、日本国の政治家として信頼に足る人物ではないことを、露わにしたのではないでしょうか。

 秘書への責任転嫁、一貫性のない収支報告書の説明、公共事業に関連した収賄疑惑、辺野古基地周辺の土地取得、政治資金規正法改正後の不動産保有、脱税・・・何れをとりましても、政治家としてのモラルに反する行為です。こうした違法性を疑われる行為のみならず、大訪中団に始まり、天皇陛下に対する会見の押し付け、民団との癒着と地方参政権の推進など、どこの国の政治家なのか疑われる行動が続いてきました。果たして、こうした人物に対して、日本国民の多くは、国政を託することができるでしょうか。

 たとえ不起訴となったとしても、小沢氏に対する国民の不信感は、払拭することができないと思うのです。国民の健全な倫理観が、小沢氏にNOを突き付ける日が来るのかもしれません。

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