時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

あまりに罪深い小沢氏の大訪中団

 昨日、民主党小沢幹事長に対して、アメリカの国務次官補であるキャンベル氏が、大規模な民主党訪米団を要請したと報じられています。この要請、もしかしますと、その発端は、昨年の民主党大訪中団にあったのではないかと思うのです。

 民主党の大訪中団が中国を訪問した際には、国内でも、あたかも朝貢使節団の如きであるとして、世論が沸騰したものです。もし、大訪中団の派遣が、日本国の属国化のサインとして国際社会に受け取られたとしますと、同盟関係にあるアメリカが、中国への対抗措置、あるいは、日米同盟の踏み絵として、それを上回る大訪米団を要請してきてもおかしくはありません。小沢氏の軽率で卑屈な大訪中団の結成は、結果として、大議員団の派遣問題という、我が国の独立さえ危うくするような問題を引き起こしたのではないかと思うのです。

 こうした問題は、大議員団方式を編み出した張本人である小沢氏が失脚しない限り解決しません。政治資金規正法の違反問題よりも、属国化の危機を招いた罪は重く、小沢氏が、政界から一刻も早く去ることを願うばかりです。

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