沖縄の日本国に対する責任

　昨日、沖縄では基地返還を求めて”人間の鎖”というデモが行われたそうです。いささか辛口とはなりますが、沖縄もまた、日本国の安全保障に責任をもつ立場にあるのではないかと思うのです。

　万が一、沖縄が中国からの侵略を受ける事態が発生した場合、日本国の自衛隊もアメリカの駐留軍も、日米同盟の下で、沖縄防衛のために血を流します。沖縄が日本国の一部であるかぎり、それは、当然の義務であり、政府もまた、犠牲を払う覚悟はできているはずです。一方、もし、沖縄が、辺野古移転でさえ許さない、となりますと、日米同盟は一気に流動化します。沖縄の頑なな拒否が、日本国の安全保障を大きく揺るがすことになるのです。民主党政権が、沖縄の意向を認めるとしますと、事実上、地方の意思が、国家の運命を決定するといっても過言ではありません。

　おそらく、沖縄は、日本国からの独立も、中国への併合も望んではいないはずです。そうであればこそ、日本国の一員として、国家の安全保障に対しても責任感をもっていただきたいと思うのです。

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