時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

管政権誕生―変化という新たなリスク

 昨年の衆議院選挙において、民主党は、政権交代による変化を強調して政権を獲得しました。しかしながら、国民の期待もむなしく、この変化は、我が国に混乱しかもたらさなかったようなのです。

 混乱の収拾がつかない状況にあって、今度は、首相が交代し、再び国政に”変化”が起こりました。さすがの国民も、ここにきて、変化というものが必ずしも期待した方向へは進まないことに気づいてきたようです。変化というものには、必ずリスクが伴うということを。

 社会主義思想の持ち主である管首相が、この難局にどのように取り組むのかは未知数ですが、新たなリスクが生まれたこともまた確かなように思うのです。

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