時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

最少不幸が方針なら”ばらまき”は要らない

 管新首相は、国政の方針として、最少不幸を目指すと述べたそうです。文字どおりにこの方針を受け取りますと、”ばらまき”政策はやめるということになるのではないでしょうか。

 最少不幸の原則に従いますと、不幸な国民の数が最少にまで下げることが政策目標となります。これを反対から見ますと、不幸でない人に政府が手を差し伸べる必要はなく、政策の対象は、主に、不幸な人に限定されるということになります。子ども手当も、高等学校の授業料無償化も、何らの所得制限を設けずに実施しましたが、この方針は、最少不幸の原則には合致していないのです。

 民主党政権の”ばらまき”政策には、国民からの根強い反対がありますので、新内閣において最低不幸の原則として掲げた限り、これまでの政策もまた、見直すべきと思うのです。

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