時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

管首相の沖縄独立論は危険

 管首相が、沖縄を独立させるべきと発言したことが、マスコミやネットで取り沙汰されているようです。この発言、中国からの反応が起きているそうであり、東アジアの安定を根底から覆す危険な発言であると思うのです。

 ネット上の情報によりますと、中国のネットでは、沖縄が独立した後は、中国が併合すればよいとする意見が飛び交っているそうです。沖縄に関する中国ファクターの懸念が、事実であったことを裏付けることにもなったわけですが、実際に日本国の首相が沖縄独立論を唱えているとしますと、中国政府もまた、この案を真剣に検討するようになるかもしれません。つまり、日中の首脳が、勝手に沖縄の移譲に合意するというシナリオもあり得るです。

 日本国の首相たるもの、”あらゆる手段を尽くして全力で沖縄を防衛する”、という気概がなくては、沖縄の方々を含め、国民は誰も付いてゆきません。普天間基地の移転先を沖縄県内とするのも、沖縄を防衛するための策でもあります。首相の沖縄独立論は、この目的させ否定することになりかねないのです。沖縄まで中国領となり、アジアのパワー・バランスが一気に崩れることを、首相は、本気で望んでいるのでしょうか。

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